搭乗手続きの裏側




どうも〜かりあげです!!

今日は搭乗手続きの裏側でグランドスタッフがどんな事をしているかをご紹介したいと思います。

この記事を読んでもらいたい方
◇飛行機に乗り遅れた経験のある方
◇これからグランドスタッフを目指す方
◇航空業界の裏側に興味のある方

プリパレーション

自分たちの担当するフライトの情報をブリーフィングシート(通称:ブリシ)と呼ばれる用紙に書き込みます。

具体的には、搭乗するお客様の人数、飛行機の遅延、乳幼児の人数や搭乗に際してお手伝いが必要なお客様の情報などをまとめます。

このブリシは搭乗手続き中に不手際が無いように、グランドスタッフ全員に共有されますが、グランドスタッフ以外にもロードコントロールなどの関係部署やケータリング業社にも共有されます。

ロードコントロールは、このブリシに記入されている数字をもとに荷物や貨物の搭載位置などを決めたりしてます。一方で、ケータリング会社はその便に搭載する機内食のおおよその数量を確認します。

搭乗手続き中

渡航要件の確認

搭乗手続きが開始するとグランドスタッフは座席の決定や搭乗券を渡すだけではなく、お客様の国籍と渡航先、滞在日数、経由地などから搭乗可能かどうかを判断してます。

例えば、日本のパスポートの方が韓国に行く場合は、基本3ヶ月の滞在であればビザは要りません。ただし、3ヶ月を超える場合はビザやレジデンスカードの確認が必要になります。

この判断は厳しく、時に条件を満たしていないために搭乗をお断りすることがあります。

なぜかというと、実は航空会社は渡航先で入国不可の方を出してしまうとその国から罰金が課せられてしまうことがあるためになります。渡航書類の準備はお客様の責任ですが、それを確認するのは航空会社の責任となるのです。

ですからしっかりとチェックしているんです。

ちなみに大半の国は入国する際、必ず出国の航空券の予約が無いといけないというルールを持っています。

こういったルールがあるにもかかわらず、往路の航空券だけで空港にいらっしゃる方をたまにみます。この場合お断りすることがあり、ここで揉めます。

なぜかはおわかりですよね?

もしそれで入国不可になると航空会社は罰金を課される可能性があるからです。

不安な方は過去の記事をご確認下さい↓

空港職員が思う旅行する前に必ず確認して欲しい事!

2019年6月25日

受託手荷物の確認

お客様の受託手荷物の確認を同時に行っております。これは国際的なルールに則る必要があるためになります。

例えば、携帯電話の予備バッテリー!

予備バッテリーは搭乗客が機内に持って入ることは可能ですが、受託手荷物に入れて預けることは出来ません。

それは、自然に熱を持ち最悪の場合発火する恐れがあるからになります。飛行機の貨物室は目の届かないところになるので、発火して他の物に燃え移り飛行機が墜落してしまう可能性があるからです。

詳しい内容は下記過去記事よりどうぞ。

航空会社より手荷物についてのお願い!!グランドスタッフの切実な願い

2019年6月30日

搭乗手続き終了

受託手荷物個数の確認

搭乗手続きの締め切り時間を向かえると、グランドスタッフは受託した手荷物の個数とシステム上で登録した個数が一致しているかの確認をします。

実際にお預かりしている荷物の個数とシステムの個数が違うと大きな問題になります。我々はお客様に荷物の中身を確認した上で本人のものであるということが条件でお荷物をお預かりしています。

もし実際にお預かりしている荷物の個数が各スタッフが登録したシステム上の個数より多いとなると、中身を確認していない誰のものかわからない手荷物を飛行機に搭載してしまうことになります。それが危険物だとしたら大変です。

ですので、この場合は原因がしっかりと特定できるまで飛行機は出発することができません。

ちなみに、逆の場合(実際の数<システム上個数)はそのまま出発することができます。理由としては、お預かりしている荷物は全てお客様の物と確認ができているからになります。

しかし、それだと到着地でお客様の荷物が無いということになるので、もちろんギリギリまで捜索を行います。

搭乗人数・手荷物個数と重量の確定

手荷物の個数が一致したところで、グランドスタッフは搭乗手続きが完了したお客様の人数と受託手荷物の個数と重量を確認してロードコントロールに伝えます。

これは、事前にブリーフィングシートを渡して予約の人数を伝えて重量や機体のバランスを計算しているものの、実際には当日キャンセルされるお客様がいらっしゃったり、荷物の個数が想定より多いことがあったりするので、実際の重量を把握する必要があるために行います。

この時点で、搭乗手続きを締め切ることになります!!これ以降にいらっしゃる方は基本的にはお断りすることになります。

ただし、来ちゃうんですよね〜遅れて現れるお客様が。

なぜ遅れてくるんだーーーーー!って我々からしたら思うのですが、色々な事情があるのでしょう。道路の交通事情であったり、小さいお子さんの支度だったり。

しかし、中には「まだ出発まで20分あるんだからいいじゃないか」なんておっしゃる方がいます。

そういう方にこそ知ってもらいたいですね。荷物の個数やお客様の人数、重量の計算をしてから飛行機を飛ばしているので、あなた達が乗ることでそれらすべてを再計算をしなければならないのです。

だ・か・ら、出発まで20分あったとしてもお断りせざるを得ないのです。

ミール(機内食)搭載数の確認

機内食を用意している航空会社は、搭乗手続きを完了したのち、飛行機に搭載するミールの計算をしなければいけないです。

搭乗手続きをして乗客の人数分のミールを搭載するのですが、ミールの数自体は手続きを開始する前からあらかじめ予約人数分を発注しています。

ただし、予約されているお客様が全員いらっしゃるとも限りませんし、空席があれば当日空港で座席を購入する方もいるので人数が増える事もあります。

予約していたお客様が来なかったら、ミールが余ってしまいますよね。それは誰も予測する事が出来ないので仕方ないことです

逆に人数が増えてしまい、最初に注文した数では足りなかった際は出発の1時間〜50分前(航空会社とケータリング会社によって異なります)までであれば最終のミールの追加が可能です。

登場手続きを完了させた段階で実際必要なミールの数を計算し、その分を最終的にケータリング会社に伝えなければいけないのです。

仮にミールの最終搭載数をケータリング会社に伝えた後に、搭乗手続きをしてしまうと、ミールの数もおかしくなってしまいますし、最悪の場合いはNOミールでご案内せざるを得ないかもしれないのです。

航空会社的にはこれだけはなるべく避けたいのです。

GATE業務

空港のカウンターで搭乗手続きをしたグランドスタッフは、搭乗GATEに移動します。

ここでは、まずはGATEでの準備をします。それはCA(キャビンアテンダント)への引き継ぎ事項が記載された用紙を出力したり、搭乗時刻の表示だったり、お客様へのアナウンスなどをします。

その後、搭乗開始時刻になると、お客様を順番にご案内します。

最初に乳幼児をお連れの方や搭乗に際しお手伝いの必要なお客様のご案内、その後ファーストクラス・会員ランクの高い方・ビジネスクラスの方などをご案内します。最後にエコノミークラスの方のご案内をします。

この搭乗GATEでも色々なトラブルが発生します。

いつまで経ってもGATEに来ない人

搭乗時刻を過ぎてもGATEに現れず、アナウンスで呼び出しても一向に現れない方。

この状態になるとグランドスタッフはお客様の捜索を開始します。出国エリア(免税店があるエリア)を走り回って捜索をします。

さらには、その方が荷物を預けている場合は荷物の捜索の依頼をします。これは、もし仮にそのままいらっしゃらなかった場合に飛行機からとりおろす準備をしています。

免税店でショッピングしたい気持ちはわかります。長時間のフライト前にタバコを吸っておきたい気持ちもわかります。(かりあげは非喫煙者ですが…)乗り継ぎで疲れてベンチで寝てしまうのもわかります。

でも、あなただけでなく他の方の出発も遅れてしまう可能性があるので、余裕を持って搭乗GATEには来てください。お願いします。

荷物たくさん持ってきちゃう人

これはLCC(ローコストキャリア)によくあるケースですが、1人1つまでの手荷物にもかかわらず、3つも4つも持ってきてしまう方。これは本当にダメです。

まず、LCCでは受託手荷物に料金を課していることがほとんどです。なので、他のお客様は料金を支払ってきちんと預けて、機内の持込荷物を少なくしているにもかかわらず、ルールを守らない人がいていいわけがありません。

さらに最悪なことに、機内に持ち込む荷物が多すぎて他のお客様の収納スペースがなくなってしまいます。

そして、グランドスタッフとしては、その荷物を貨物室に入れるために動かなければならなくなるのです。航空会社は定時出発率を重要視します。なので、1分の遅れも厳しく追求されます。そんな時間との戦いの中で、出発間際にこういったケースがあると本当に大変です。

まとめ

かりあげ
搭乗手続きの裏側、いかがでしたでしょうか?

知らなかったこともあったのではないでしょうか。

旅行に行く際は、ぜひルールを守って快適な空の旅をお過ごしください。




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